開業税理士事務所向けホームページ集客サポート
税理士向け集客サポート 岡本税理士
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税理士の独立開業にかかる費用
他の業種と比較をすると、幸い税理士の独立開業にかかる費用は少ないと思います。
しかし、それでも開業には多額の資金が必要です。なぜなら、税理士業は、クライアントを獲得することが困難であり、税理士事務所として一定の売上を確保するまでにはどうしてもある程度の時間がかかるからです。
ここでは、東京で事務所を借りて税理士として独立開業する場合における開業時の必要資金の目安についてお話をさせて頂きます。また、開業時点における見込みクライアントはなしとします。
なお、生活費は個々人により大きく異なると思いますので、ここでは考慮しておりません。
見込みクライアントなしからの開業ですと、2年分程度の運転資金・設備資金を用意しておくと安心だと思います。
- 1税理士会登録費、支部入会金、税理士会年会費など
開業時の登録費が約15万円、年会費が約15万円ですので、2年間では、45万円必要となります。
- 2税理士事務所の初期費用、毎月の家賃
家賃を6万円と想定します。そうしますと、敷金・礼金・仲介手数料等の初期費用で約24万円、月々6万円×24ヶ月＝約144万円で、合計約168万円になります。
- 3会計ソフト、税務ソフト代
会計ソフト（弥生会計）10万円×2年＝20万円、税務ソフト（達人）20万円×2年＝40万円で、合計約60万円になります。
- 4パソコン、プリンター、応接セット、ホームページ制作費等
パソコンやプリンター、応接セット等の備品類であれば合計30万円以内に収まると思います。ホームページ制作費はピンキリですが、ここでは維持費も含めて30万円とします（ホームページ集客に力を入れない場合）。合計で60万円になります。
- 5広告宣伝費や水道光熱費、飲食代、その他の費用
この項目もピンキリですが、水道光熱費だけで月々2万円×24カ月＝48万円かかりますので、150万円程度は用意しておきたいです。
総括
税理士業の特徴として、「クライアントを獲得することがとても大変、反面、一度獲得したクライアントからは来年以降も顧問料が貰える」があります。
つまり、税理士事務所として一定の売上を確保することはとても大変ですが、一定程度のクライアントを確保した際には、税理士事務所の売上はとても安定します。
よって、まずは「一定程度のクライアントの確保」が重要です。
そのためには、どうしても時間がかかります。上の①～⑤の費用だけでも2年間で約480万円もかかります。
そこで、資金的に不安のある方は、日本政策金融公庫などから創業融資を受ける方法もありますし、専門学校でのアルバイト、税理士会の支援業務（確定申告時期の相談会）への参加などもあります。
「資金が足りなくなり、勤務税理士に戻った」ということがないように、集客方法の検討と資金の用意は念入りにされることをお勧めします。
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