税理士の独立開業失敗例

　開業税理士で最も重要なことは、集客になります。
　20年前であれば、税理士事務所の看板を掲げるだけで自然と集客ができたと思います。しかし、今は違います。
　自ら率先して集客活動をしないと、クライアントは決して集まりません。しかし、独立開業に失敗した税理士においては、「集客」に対する意識が低い人が多かったです。
　集客方法は沢山あり、例えば、ホームページ、異業種からの紹介、税理士紹介会社の利用、DM、セミナー開催等があります。
　大切なことは、ご自身がどの集客方法に興味があるか、そして、実際に工夫をしながら色々と試してみることです。
　最初から上手くいくはずはありません。トライ＆エラーで沢山挑戦することが大事です。

　独立開業を失敗された税理士の中に、とてもコミュニケーション能力が低い方もいらっしゃいました。
　勤務税理士であれば、勤務先の税理士事務所の看板があり、クライアントは税理士事務所に仕事を依頼しているので、仮に担当者のコミュニケーション能力が多少低くても仕事になります。
　しかし、独立開業した場合、その税理士ご自身が評価の対象となります。コミュニケーション能力が低い税理士に、知り合いの社長を紹介しようとはしませんよね。
　また、更に問題なので、ご自身でコミュニケーション能力が低いことに気がついていない、若しくは、改善しようとしていないことです。

　弊所には、税理士変更のお客様も多くいらっしゃるのですが、税理士を変更する理由として多いので、「質問に対する返信が遅い（若しくは返ってこない）」「期日までに仕事をしてくれない」「約束通りの訪問回数がない」等になります。
　これらのことは、しっかりと行うことが当たり前です。クライアントとの信頼を壊さないように注意しましょう。