開業税理士の集客方法③

　特に相続税に力を入れている税理士事務所にお勧めです。郵便局やバス、市区町村役場での広告です。これらの広告は、特に年配の方がご覧になる可能性が高いと思います。
　また、料金もお手頃です。
　池袋駅前の郵便局において、郵便局の窓に張るポスターの広告代は、なんと一ヶ月6,000円です。
　ポスターを作成することにお金はかかりますが、広告代がこの値段であれば検討する価値がありそうです。

　恐らく皆さんの税理士事務所の近くには、他の税理士事務所が沢山あると思います。
　その中で皆さんの税理士事務所が選ばれるには、理由が必要です。
　例えば、料金が安い、特定の会計ソフトに強い、相続に強い、医業に強い、広告が目立つなどです。
　また、特定の専門分野をPRする場合には、専門分野は1つでなくても構いません。ホームページ毎に、「医業専門」「低価格税理士」などとキーワードを変えて集客を行えばよいのです。

　最近では、ユーチューブで動画を配信する税理士も増えてきました。これから参入するには、よっぽど力を入れなければいけません。
　一方、まだ税理士があまり力を入れていないSNSで、かつ、確定申告などあまり税理士事務所に人気のないテーマに絞った場合には、まだまだ集客することが可能なようです。
　どのSNSで広告・情報発信をするか、また、その集客キーワードを何にするか、が肝になりそうです。

　岡本税理士事務所も行ったことがありますが、セミナー開催で最も大変なことは、見込みクライアントを集めることです。
　是非検討して頂きたいことは、市区町村や商工会議所等が開催するセミナーの講師になることです。
　豊島区でもある税理士が毎年起業される方向けのセミナーを開催しています。豊島区が主催していますので、見込み客は豊島区が集めてくれます。毎年20人～30人程度集まっているそうです。
　セミナーの講師代は出ませんが、セミナー受講者の中から確実にクライアントを獲得することができるため、一度、パイプを作ってしまうと毎年確実にクライアントを獲得することができます。

　飛び込み営業ができる税理士はごくわずかだと思いますが、意外と飛び込み営業も効果があるそうです。
　知り合いの税理士は、開業したばかりの個人営業のお店を狙って飛び込み営業をしています。
　飛び込み営業ができる件数にも限りがありますし、契約獲得確率もそれほど高くないそうですが、一方、かかる費用や時間も少ないため検討する価値はありそうです。
　飛び込み営業をした時は別の顧問税理士がいましたが、飛び込み営業のことを覚えていて、その後、顧問契約を結んだお店もあったと伺いました。